2021年10月18日、カンボジアの新しい入国条件が発表となりました!

これまでカンボジアでは、入国される方全員が自己負担で、必ず14日間ホテルで隔離しなければなりませんでした。しかし今回、14日間から最短で0日間と、段階的な隔離期間が設けられ、条件付きの実質隔離期間短縮となりました。必要書類は旧条件と同様のものに追加されるかたちとなっています。短縮となるポイントは、ワクチン接種招聘状の有無です。

入国に際してはご準備いただく書類をよくご確認いただき渡航されてください。弊社では入国ビザの取得から、必要書類のご相談、隔離ホテルの手配、隔離中の遠隔サポート、お荷物の多い隔離後の移動送迎、その後の観光or視察ツアーも行っておりますので、是非お問合せください♪

それでは新しい入国条件を確認していきましょう!

隔離14日→7日はワクチン接種の有無

■対象者

カンボジア人および外国人のすべての入国者

■必須書類

ワクチン接種必要回数を接種済みの、Covid-19ワクチン接種カードまたは証明書
※ワクチン名(種類)、接種日などが記載されているもの

■カンボジア入国後の流れ

空港到着時に迅速抗原検査(Rapid Test)が行われます。ここで陽性であった場合は、保健省の指示のとおり隔離治療施設にて治療しなければなりません。陰性であった場合は、隔離ホテルで7日間の隔離が実施されます。

隔離ホテルでは6日目に2回目の検査としてPCR検査が行われます。ここで陽性であった場合は保健省の指示のとおり隔離治療施設にて治療しなければなりません。陰性であれば7日で隔離は終了します。

【必要書類】

■ワクチン接種証明書あり/7日間

・出国72時間前のCovid-19陰性証明書
・フォルテ保険(FORTE INSURANCE)の証明書
・隔離ホテル予約書またはデポジット$1000
ワクチンカード

■ ワクチン接種証明書なし/14日間

・出国72時間前のCovid-19陰性証明書
・フォルテ保険(FORTE INSURANCE)の証明書
・隔離ホテル予約書またはデポジット$2000

ワクチンカードが無い場合はこれまで通りの旧条件と変わりありません。また、隔離が7日間の場合はデポジットも半分の$1000になります。

■注意点

  • 入国ビザは、旧条件と同じカンボジア大使館または領事館で発行されたものでなければなりません。アライバブルビザは引き続き発行停止中です。
  • 出国72時間前の陰性証明は旧条件と同じ規定となります。
  • 隔離ホテルの事前予約は任意です。事前予約の場合はホテルに前払いとなるため、デポジットは不要になります。予約されない場合は政府指定ホテルとなります。
  • 政府指定ホテルの場合は、カンボジア入国時に空港で$2000または$1000のデポジットが必要となりますので、出国前にご用意が必要です。
  • カンボジア国内企業の従業員として入国する場合は追加で労働許可書が必要となります。期限切れや未取得の場合は労働省に申請が必要です。

隔離7日→3日は招聘状が追加で必要

■対象者

ワクチン接種済みの、招聘状または保証証明書を持っている投資家、ビジネス、専門家など

■必須書類

  • ワクチンカード
  • カンボジアに登記され税務申告をしている法人から発行された招聘状または保証証明書

■招聘状とは

入国後にCovid-19の感染が判明した場合、入国者自身がカンボジアで入院や隔離の費用、治療代など全ての費用を負担することを前提にカンボジアの法人が招聘する、という証明書です。全てのコロナ関連の費用は入国者の負担になります。

そのため、入国者はその費用負担ができる証明としてデポジット$600/人が必要です。ただし、カンボジア保健省が定める5つのホテルでは、事前予約ができ、予約をした場合は費用はホテルに前払いとなるためデポジットは不要になります。

■保証証明書とは

保証証明書を申請する申請者が、入国者の保証人であることを示す書類です。入国後にCovid-19の感染が判明した場合、保証人が入国者のカンボジアで入院や隔離の費用、治療代など全ての費用を負担することを保証するものです。

■招聘状または保証証明書に記載必須の情報

1)招聘者または保証人の情報:氏名、生年月日、連絡先電話番号、パスポートまたは身分証明書IDなど

2)入国者の情報:氏名、生年月日、招聘者または保証人との関係、連絡先電話番号、パスポート、カンボジアでの滞在期間と入国目的など

■招聘状または保証証明書の発行方法

招聘者または保証人がカンボジア政府機関に申請します。3営業日以内に申請者へ返答があり、承認された場合は招聘状が発行され、非承認の場合は再申請が必要となります。

■カンボジア入国後の流れ

空港到着時にPCR検査が行われます。隔離ホテルへ移動し結果を待ちます。結果は3日以内に出されます。PCR検査が陰性であった場合、隔離は3日で終了します。PCR検査が陽性であった場合は、その時に出される保健省の指示のとおりに更に隔離されることになります。

【必要書類】

■招聘状を利用した場合

・出国72時間前のCovid-19陰性証明書
・フォルテ保険(FORTE INSURANCE)の証明書
・隔離ホテル予約書
・ワクチンカード
招聘状

招聘状見本

■保証証明書を利用した場合

・出国72時間前のCovid-19陰性証明書
・フォルテ保険(FORTE INSURANCE)の証明書
・隔離ホテル予約書
・ワクチンカード
保証証明書

保証証明書見本

入国時に全ての書類を揃えて提示します。当局は招聘状または保証証明書にあるQRコードを読み取ります。

■注意点

  • 招聘状を利用する場合、かつ隔離ホテルを事前予約していない場合は、カンボジア入国時に空港で$600のデポジットが必要となりますので、出国前にご用意が必要です。
  • 招聘状および保証証明書は、30日間有効であり、一度だけ使用することができます。

事前予約可能な隔離ホテル

保健省によって次の5つのホテルは事前予約が可能であり、デポジットの支払いも不要とされています。これらのホテルは全てプノンペンにあります。

1.Sokha Phnom Penh Residence
 (ソカ・プノンペン・レジデンス)

2.Courtyard by Marriott
 (コートヤード・バイ・マリオット)

3.Raffles Hotel Le Royal
 (ラッフルズホテル・ル・ロイヤル)

4.Sofitel Phnom Penh Phokeethra
 (ソフィテル・プノンペン・プーキートラ―)

5.Himawari
 (ヒマワリ)

上記の隔離ホテルは、カンボジア入国日の2日前までに事前予約が必要です。ホテル滞在費用は、すべて入国者の負担となり、空港からホテルへの移動は、ホテルが提供する交通手段を使用することになります。ホテル宿泊費用にはPCR検査代も含まれます。お食事やその他提供されるサービスはホテルによって異なりますので、各ホテルにお問い合わせの上ご確認ください。

事前予約されますとカンボジアの空港にてデポジットは免除となります。しかし空港のCovid-19検査で陽性となった場合は、事前予約した隔離ホテルへの宿泊は不可となり、カンボジア政府指定の隔離施設に滞在となります。その際は$2,000のデポジットが必要となりますので、事前予約をされている方でもデポジット資金をご用意されて渡航されることをおすすめしております。

日本人コンシェルジュのいるホテル

弊社ではお客様が隔離中も安心してお過ごしいただけるように、日本人コンシェルジュのいるラッフルズホテルをご紹介しております。

食事を注文したいけれど電話でうまく通じない、時間になっても食事が来ない、急に具合が悪くなったけれど症状をどう伝えたらよいかわからない、電話のある寝室の内鍵がかかってしまい助けを呼べない、などホテルの一室内でも様々な困りごとが起きるものです。

その時にラッフルズホテルであれば日本人コンシェルジュと直接連絡を取ることができるので、安心して過ごすことができます♪そんなラッフルズホテルの隔離プランは次の通りです。

3食付き3日プラン

朝食付き3日プラン

3食付き7日プラン

朝食付き7日プラン

3食付き14日プラン

いかがでしたでしょうか。今回はラッフルズホテルをご紹介しましたが、弊社では5つの隔離ホテルどちらもご案内可能です。新条件となり、多くの方々はこれまで14日間だった隔離が7日間に短縮できます。

ホテルによって差し入れやお食事の選択可否、お子様料金やお子様の同室可能人数なども異なりますので、是非ホテルのウェブサイトもチェックしていただき、より快適に過ごしていただけるホテルをご選択くださいね。

弊社でのサポートをご希望の方、ご相談から始められたい方も、まずはお気軽にお問い合わせください♪

また今回、隔離が不要となる0日のケースも存在し情報が混在していますが、こちらは政府によって認可された特別ゲストや、海外任務から帰国する政府高官となります。その他含めここでは一般の方々が該当しないものは省略いたします。

弊社では公式資料及び保健省職員、空港職員からの情報を元に記載しております。まだまだ不明瞭な部分も残っており、回答が変わることもありますので今後の状況をより注視し随時更新して参ります。

それでも確実に、国境を開こうと前へ進んでおります!カンボジアで皆さまにお会いできる日を弊社一同心待ちにしております。