カンボジア労働職業訓練省(MLVT)は、2026年の繊維・縫製・履物・旅行用品・バッグ産業における労働者の最低月額報酬が、約229.5ドルになると発表しました。内訳は法定最低賃金210ドルと、交通費などの法定手当約19.5ドルで、残業代やその他福利厚生は含まれていません。
同省によると、カンボジアの最低月額報酬は、主要な製造拠点である周辺国と比較しても高い水準となっています。例えば、スリランカ約93ドル、ミャンマー約97ドル、バングラデシュ約102ドル、ラオス約114ドル、パキスタン約143ドル、インド約192ドル、ベトナム約147~211ドルを上回っています。
MLVTは、労働者の生活水準向上を図りながら、企業の負担能力や製造業の国際競争力とのバランスを維持することが重要だと説明しています。また、カンボジアでは賃金や手当に加え、医療保険、労災補償、年金制度などの社会保障制度も整備されており、労働者の生活安定につながっています。
最低賃金政策は、労働者の所得向上だけでなく、雇用維持や海外投資の促進、国内製造業の競争力強化にも関わる重要な要素となっています。
カンボジア国家警察は、交通事故削減と交通法規の遵守を促進するため、交通違反に対する取締りを強化しました。また、違反時の罰金支払いについて、カナディア銀行との連携により、銀行のモバイルアプリや全国の支店で簡単に支払える新たな仕組みが導入されました。
これまで、違反通知を受けた市民が支払い場所を把握できない、また一部の警察官が法律で定められた金額を超える罰金を要求したとの問題が指摘されていました。新システムでは、法律で定められた正確な金額を支払うことができ、罰金の透明性向上や当局とのトラブル防止につながることが期待されています。
国家警察は、違反内容や状況に応じて柔軟な対応も行う方針を示していますが、交通ルールを守ることが最も重要であると強調しました。カンボジアでは交通事故による死亡者が依然として大きな課題となっており、現在は事故や違反が多い地域を中心に重点的な取締りが進められています。
カンボジア政府は、オンライン詐欺対策の強化や不透明な資金の流れを防止するため、2026年10月から国内すべてのカジノにおけるオンラインギャンブル事業を一時停止すると発表しました。
サー・ソカ内務大臣によると、この措置はフン・マネット首相の指示に基づくもので、カジノ内から配信されるオンラインギャンブルや、それに関連する資金移動を適切に監視・管理することを目的としています。停止期間中、関係省庁は法制度、規制、デジタル管理システム、人材育成などを含む新たな管理体制の整備を進め、必要な対策が整った後に再開を検討するとしています。
また、規制に違反したカジノについては、営業許可の取り消しなど厳しい措置を取る可能性があると警告しました。
政府は昨年7月から今年8月末までに、38か国以上の外国人約2万2,000人を救出・帰国支援したほか、詐欺拠点の摘発や関係者の拘束を進めています。これまでに793か所を調査し、624か所を摘発、86か所の詐欺拠点を解体しました。また、関連措置として27のカジノが処分対象となり、18施設の免許取消、9施設の営業停止が実施されています。

参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502023078/cambodia-ranks-22nd-for-entry-ease-141st-for-travel-access/
旅行関連調査「Passport Reports 2026」によると、カンボジアは外国人旅行者の入国しやすさで世界199か国中22位となる一方、カンボジアのパスポートの渡航自由度は141位という結果になりました。外国人に開かれた入国制度を整備している一方で、自国民の海外渡航には依然として多くの制限があることが浮き彫りとなっています。
カンボジアのパスポート保有者は、20か国へビザなしで渡航できるほか、41か国では到着ビザやeVisaなどの簡易な入国制度を利用できます。一方で、約3分の2にあたる132か国では事前のビザ取得が必要です。特にヨーロッパでは渡航可能な国が少なく、多くの国でビザが求められています。
ASEANでは、カンボジアは対象11か国中9位、アジア全体では50か国中33位となりました。外国人にとっては入国しやすい国である一方、カンボジア国民の国際的な移動の自由度には、今後も改善の余地があることが示されています。
カンボジアのアンコール遺跡では、年に2回だけ見られる「エキノックス(春分・秋分)」の特別な天体現象に合わせ、多くの国内外の観光客が訪れました。当日は曇り空のため、アンコール・ワット中央塔の真上から昇る朝日をはっきりと見ることはできませんでしたが、多くの来場者が幻想的な雰囲気を楽しみ、写真撮影などを行いました。
会場にはフオット・ハック観光大臣も訪れ、政府が観光振興とカンボジアの文化遺産の魅力発信を重視している姿勢を示しました。
エキノックス現象は年に2回しか観測できず、アンコール・ワットの高度な建築技術と古代クメール人の天文学の知識を象徴する現象として知られています。この特別な景観は世界中から多くの観光客を惹きつける人気イベントとなっており、今後もカンボジアを代表する文化観光資源として観光業の発展に貢献することが期待されています。
カンボジア国防省は、2026年10月1日から兵役申請書の配布を開始すると発表しました。対象は18歳から25歳までのカンボジア国民で、申請書の配布期間は10月1日~9日、受付期間は10月10日~15日となります。手続きは月曜日から土曜日まで実施され、居住地を管轄する市・郡・区の兵役委員会(憲兵事務所)で申請できます。
申請時には、カンボジア国民IDカード、住民登録簿または世帯簿、出生証明書またはコミューン・サンカット発行の証明書などの提出が必要です。国防省は、対象者に対し、定められた期間内に申請手続きを行うよう呼びかけています。
今回の手続きは、2026年5月に公布された兵役法と、8月に施行細則および国家兵役委員会の設置が完了したことを受けて実施されるものです。今後、兵役制度の本格運用に向けた重要な一歩として注目されています。
カンボジア国立銀行(NBC)は、Chief (Cambodia) Commercial Bank Plc(Chief Bank)を3か月間の暫定管理下に置き、会計・監査法人のBaker Tilly (Cambodia) Co Ltdを暫定管理者に任命しました。NBCは「関連法令の遵守に不備が認められた」と説明していますが、具体的な内容は公表されていません。
Baker Tillyは、銀行の財務状況や経営状況を調査・評価し、その結果をNBCへ報告します。この調査結果をもとに、今後の対応が判断される予定です。なお、預金口座からの出金や送金などの資金流出を伴う取引は一時的に停止されていますが、融資を受けている顧客は契約どおり返済を継続する義務があります。
現時点では銀行免許の取り消しや清算は発表されておらず、今回の措置は経営実態を確認するための暫定的な対応と位置付けられています。もし今後、免許取り消しとなった場合、2026年にNBCの措置を受けた銀行は6行目となります。カンボジアで銀行口座を利用している企業や個人は、今後のNBCの発表やChief Bankの動向を注視することが重要です。
カンボジアと日本は、鉄道インフラの近代化と鉄道分野の管理体制強化に向けた予備調査を開始しました。調査の開始にあたり、カンボジア公共事業運輸省(MPWT)でキックオフ会議が開催され、日本の国土交通省(MLIT)、国際協力機構(JICA)、日本工営(Nippon Koei)、カンボジアの鉄道技術者らが参加しました。
今回の調査では、既存鉄道インフラの改修優先順位の検討に加え、都市鉄道システム導入の可能性、鉄道法案の見直し、技術基準の整備、鉄道分野における管理能力や安全対策の強化などが主なテーマとなります。また、現地調査や技術作業部会の設置、日本での視察研修についても協議されました。
公共事業運輸省は、日本政府およびJICAによる継続的な支援に謝意を示すとともに、今後も両国の協力関係をさらに強化し、本プロジェクトを着実に進めることで、カンボジアの鉄道インフラと輸送環境の発展につなげたいとの考えを示しました。
最後に、2026年10月2日のカンボジアの最新銀行金利はこちらです。
| Bank’s Name 銀行名 | Term Deposit / Maturity (USD) 定期預金金利/満期受取り(米ドル建) | ||||
| 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
| ABA Bank | 2.25% | 2.25% | 2.25% | ||
| ACLEDA Bank Plc. | 3.45% | 3.55% | 3.60% | 3.65% | 3.70% |
| Canadia Bank plc. | 3.70% | 3.70% | 3.75% | 3.75% | 3.75% |
| Sathapana Bank Plc. | 4.00% | 4.00% | |||
| Cambodian Public Bank Plc. | 2.50% | ||||
| HATTHA Bank Plc. | 4.25% | 4.50% | 4.50% | 4.50% | 4.50% |
| Maybank (Cambodia) Plc. | 2.50% | 2.50% | 2.50% | ||
| J Trust Royal Bank | 3.25% | ||||
| Vattanac Bank | 2.85% | ||||
| SBI Bank (Cambodia) Plc. | 4.75% | 4.75% | 4.75% | 4.75% | 4.75% |
| Phillip Bank Plc. | 4.00% | 4.00% | 4.00% | ||
| Woori Bank | 4.00% | 4.50% | 4.60% | ||
| Wing Bank | 4.50% | 4.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% |
| PPC Bank | 4.20% | 4.40% | 4.50% | 4.60% | 4.70% |
※上記は2026年10月2日時点の米ドル建定期預金金利であり、金利は税引き前の年利率です。最新の金利及び詳細は各銀行の公式サイトをご確認ください。一部の金融機関を抜粋して一覧にしております。







