マリオット・インターナショナルとカンボジア大手投資企業ロイヤル・グループ・インターナショナルは、2032年に首都プノンペンで「ザ・リッツ・カールトン・プノンペン」と「ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・プノンペン」を開業する計画を発表しました。
ノロドム通り沿いの新たな複合開発プロジェクトの一環として建設される予定で、152室の高級ホテルと119戸のブランドレジデンスを備え、プノンペンの新たな象徴的ランドマークとなることが期待されています。
ロイヤル・グループのキット・メン会長は、カンボジア政府が推進する都市開発、インフラ整備、経済多角化を背景に、同プロジェクトが高級不動産・観光分野の発展に貢献すると強調しました。
ホテルには高級レストラン、スパ、インフィニティプール、会議・宴会施設などが設置され、国内外の富裕層旅行者やビジネス客をターゲットとします。また、レジデンスはカンボジア初の超高級ブランド住宅として、パノラマビューを備えたペントハウスやウェルネス施設などを提供する計画です。
マリオットは、文化的魅力と成長性を持つプノンペンの可能性を評価しており、本プロジェクトを通じて同国の高級ホスピタリティ市場に新たな基準をもたらすことを目指しています。新空港や商業地区へのアクセスにも恵まれ、カンボジアの国際的な投資・観光拠点としての地位向上が期待されています。
カンボジア商業省は、コッコン州を貿易・物流・投資の重要拠点として位置付け、今後の経済成長エンジンとしての発展方針を示しました。同州では、エコツーリズム、貿易・物流、エネルギー・農業の3分野を成長の柱とし、特別経済区や計画中の深海港プロジェクトを活用して、地域サプライチェーンの強化と外国投資の誘致を目指しています。政府の五角形戦略の下、国内外貿易の拡大、デジタル行政サービスの近代化、ビジネス環境改善も推進されています。商業省は、新たに就任した州商業局長に対し、市場開拓や地理的表示(GI)登録の促進を求め、輸出競争力向上に向けた地域制度の強化を重視しています。コッコン州は、物流・観光・産業を結ぶ戦略的地域として、今後さらなる投資機会の創出が期待されています。
カンボジア国立銀行(NBC)は、CCU Commercial Bank、Heng Feng(Cambodia)Bank、HH Bank(Cambodia)の3行について営業免許を取り消し、清算手続きに移行しました。NBCは預金者保護を最優先とし、法令に基づき清算人を任命して預金返還を進める方針です。3行の総資産は約2億9,300万ドルで、銀行業界全体の総資産9,980億ドルの0.5%未満にとどまり、金融システム全体への影響は限定的とされています。一方、専門家は、金融システムの安定には預金者や債権者への迅速かつ透明な対応が不可欠と指摘しています。今回の措置は、不健全な金融機関を整理し、規制監督の信頼性を高める取り組みであり、今後は円滑な清算と情報公開が投資家・国民の信頼維持の鍵となります。

参考記事:https://www.khmertimeskh.com/501990591/cambodia-residential-property-prices-rebound-1-2-in-may/
カンボジアの住宅不動産市場は、長期的な低迷を経て安定化の兆しを見せています。国立銀行(NBC)が発表した住宅価格指数(RPPI)によると、2026年5月の全国住宅価格は前月比1.19%上昇し、99.32ポイント(2020年=100)となりました。特にプノンペンでは1.88%上昇し、取引や需要の回復が見られています。一方、全国ベースでは前年同月比1.32%低く、地方では前月比下落するなど、市場回復には地域差があります。専門家は、今回の上昇は投資家や購入者の信頼回復を示すものと評価しており、金融機関・開発業者・行政が連携して資金制約や需要とのミスマッチを解消することで、より健全な市場回復が期待できるとしています。
カンボジア政府は、不動産所有権移転の促進を目的に、一定条件下で移転税(印紙税)の免除や優遇措置を実施しています。経済財務省によると、2027年末まで印紙税の延滞罰金を停止し、複数回の所有権移転履歴がある不動産についても最終移転時の印紙税支払い期限を2026年7月末まで延長しました。また、適切な建築許可や証明書を有する建物については、建設完了時の印紙税・固定資産関連税の支払いも認められています。さらに、軍人や警察官による不動産移転には条件付きで印紙税免除を適用します。政府は所有者に対し、登記手続きや未払い税の精算を早急に進め、土地権利証の迅速な発行につなげるよう呼びかけています。
観光省とACLEDA銀行は、公共サービス料金の電子決済化に向けた覚書を締結し、カンボジア観光産業のデジタル化を推進します。本協力により、ACLEDA銀行のデジタル決済基盤を活用して行政手続きの効率化、透明性向上、利用者の利便性向上を図ります。政府と民間企業の連携を通じて、観光分野におけるデジタルトランスフォーメーションを加速し、より競争力があり持続可能な観光産業の構築を目指します。観光相は、ACLEDA銀行が金融サービスだけでなく、観光イベント支援やデジタル技術を通じて同産業の発展に貢献してきたことを評価しました。今後、国際イベント開催を通じてカンボジアの文化、観光資源、製品の魅力を世界へ発信する機会拡大が期待されています。
カンボジアでは2026年上半期に845社の新規企業が設立され、9万1,000人以上の雇用が創出されました。労働職業訓練省によると、登録企業数は前年末の46,649社から47,494社へ増加し、特に縫製・繊維・履物・旅行用品など製造業が成長を牽引しています。政府は、政治的安定や投資促進策、人材育成への取り組みが国内外の投資家の信頼につながっていると評価しています。また、インフラ整備や職業訓練の拡充、労働環境の改善も競争力向上に寄与しています。世界経済の不透明感が続く中でも、カンボジアは雇用創出と産業拡大を維持し、投資先としての魅力を高めています。
カンボジアのカシューナッツ産業は、加工品を英国大手食品メーカー「Whitworths」へ初めて直接輸出し、新たな輸出市場を開拓しました。これまで原料輸出が中心だった同国にとって、高付加価値の加工食品輸出への転換を示す重要な成果となります。輸出実現に向けては、商業省による市場開拓や商談支援に加え、英国政府、EU、ドイツによる技術支援を受け、国際的な品質・食品安全基準への対応を強化しました。今回の成功は、カンボジア産カシューナッツの国際競争力向上と、グローバル・バリューチェーンへの参画拡大を後押しするものです。政府は今後も輸出体制の整備や市場開拓を進め、農産品の付加価値向上と輸出拡大を目指します。
カンボジア国立銀行(NBC)と中国のWeixin Pay(WeChat Pay)は、国境を越えたQRコード決済サービスの第1段階を開始しました。これにより、中国からの旅行者はカンボジア国内のKHQR対応店舗で、Weixin Payを利用したキャッシュレス決済が可能となります。本サービスは、4,500万以上の加盟店に対応するカンボジアの決済基盤「Bakong」と、10億人超の利用者を持つWeixin Payを接続するもので、両国間の決済利便性を大幅に向上させます。加盟店は追加コストを抑えながら中国人顧客を取り込めるほか、現金や両替の手間を軽減できることから、観光・小売・飲食業を中心に需要拡大が期待されます。デジタル決済の普及と越境経済の活性化を後押しする取り組みとして注目されています。

参考記事:https://www.khmertimeskh.com/502008626/csf-rolls-out-first-textile-and-apparel-sector-skill-guide/
カンボジア政府は、繊維・アパレル産業向けとして初となる「カンボジア・スキル・フレームワーク(CSF)」を正式に導入しました。経済財務省傘下の技能開発基金(SDF)が開発したこの制度は、業界で求められるスキルや能力水準、キャリアパスを体系化し、教育・職業訓練と雇用を結び付ける基盤となります。企業は人材育成や技能基準の策定に活用できるほか、教育機関は産業ニーズに沿ったカリキュラムの整備が可能になります。また、求職者や労働者にとっても、必要なスキルやキャリア形成の道筋が明確になります。政府は今後、対象を他の重点産業にも拡大する方針で、人材育成を通じた輸出競争力の強化と外国直接投資(FDI)の拡大を後押しすることが期待されています。
最後に、2026年9月1日のカンボジアの最新銀行金利はこちらです。
| Bank’s Name 銀行名 | Term Deposit / Maturity (USD) 定期預金金利/満期受取り(米ドル建) | ||||
| 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
| ABA Bank | 2.25% | 2.25% | 2.25% | ||
| ACLEDA Bank Plc. | 3.45% | 3.55% | 3.60% | 3.65% | 3.70% |
| Canadia Bank plc. | 3.70% | 3.70% | 3.75% | 3.75% | 3.75% |
| Sathapana Bank Plc. | 4.00% | 4.00% | |||
| Cambodian Public Bank Plc. | 2.50% | ||||
| HATTHA Bank Plc. | 4.25% | 4.50% | 4.50% | 4.50% | 4.50% |
| Maybank (Cambodia) Plc. | 2.50% | 2.50% | 2.50% | ||
| J Trust Royal Bank | 3.25% | ||||
| Vattanac Bank | 2.85% | ||||
| SBI LY HOUR Bank | 4.75% | 4.75% | 4.75% | 4.75% | 4.75% |
| Phillip Bank Plc. | 4.00% | 4.00% | 4.00% | ||
| Woori Bank | 4.00% | 4.50% | 4.60% | ||
| Wing Bank | 4.50% | 4.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% |
| PPC Bank | 4.20% | 4.40% | 4.50% | 4.60% | 4.70% |
※上記は2026年9月1日時点の米ドル建定期預金金利であり、金利は税引き前の年利率です。最新の金利及び詳細は各銀行の公式サイトをご確認ください。一部の金融機関を抜粋して一覧にしております。








